部屋とYシャツと私とiPhoneと地球と犬

GSX-R1000(Suzuki)/part 1

5台目のバイクで,今乗っている愛車です.

R1000のことについて書く前に,スーパースポーツと呼ばれるジャンルのバイクについて,とは言っても,バイク雑誌の受け売りだったり,私の思い込みだったりする内容が多分に含まれているんで,軽く右から左に受け流して下さい(やや古っ^^;)

話は1992年までさかのぼります.この年,HondaからリリースされたCBR900RR.スーパースポーツはこのバイクから始まりました.カリカリのレースベースマシンでもなく,ハイパワーだけど重いマシンでもなく,高性能だけど軽くて乗りやすいバイク.900ccはレースレギュレーションにとらわれることなく,コンセプトに合ういい感じに設定した排気量,だと思います(^^;).
当時,HondaにはV型4気筒エンジンを搭載するVFR750R(RC30)という最強レーシングマシンがありました.CBRは並列4気筒という時点で純レースマシンになり得ないため,それ故に独自の立ち位置を必要としたのかもしれませんし,取り得たのかもしれません.
この新しいコンセプトを持ったバイクは大ヒットし,スーパースポーツというジャンルが確立されることになります.

20090419CBRRR.jpg CBR900RR'92/カウルの肉抜きに軽量化の痕跡が(写真は中古バイクサイトから)

スーパースポーツというバイクに対するKawasakiの回答はZX-9Rという形で世に出ます.決して軽いとは言えないけど,大きすぎないジャストサイズのマシンでした.RRよりは若干マイルドな感じで,2人乗り,ロングツーリングにも使えるようなオールマイティなキャラでした.

20090419ZX-9R.jpg ZX-9R/Kawasakiお得意のラムエア付き(写真は中古バイクサイトから)

1998年にYamahaから間違いなく歴史に残る,いや,歴史を変えるマシンがリリースされます.そのバイクの名はYZF-R1.とにかくめちゃめちゃ軽い.とにかくびっくりするくらいハイパワー.とにかくめっちゃ小っちゃい.
現物を見たときビビりました.カラーリングはなぜか超ダサかったけど,なんでこんなにコンパクトなの?ホントに1000ccなの?常識で考えられる「リッターバイク」の範疇を完全に逸脱していました.RRの開発リーダーだった方も,モーターショーで展示されていたR1をずっとくやしい思いで1日中見ていた,と雑誌で語ってたくらいのマシンです.

20090419YZF-R1.jpg YZF-R1'98/驚愕マシン,でもカラーリングが...(写真は中古バイクサイトから)



さて,ある意味,空気を読まない会社であるSuzuki.こんだけスーパースポーツが盛り上がっている中,2000年にGSX-R750(Y)をリリースします.こいつは1000ccをカモれるほどの高性能ではあるんですが,あくまでもレースありきのバイク.他のメーカーがリッタースポーツバイクを全面に押し出しているのに対して,明らかにベクトルが違ってました.
そして,21世紀となった2001年にGSX-R1000をリリースします.R750をベースしたリッターバイク.R750と同じコンセプト,同じサイズのリッターバイク.これでライバルと同じ土俵で戦うこととなったわけです.

20090419GSX-R.jpg GSX-R1000K1/R750を大きくしただけなんだけど...(写真は中古バイクサイトから)

同じサイズに納めることにはかなり苦労があったみたいです.例えばエンジン.ボアストローク比を同じにして排気量を拡大すると,完全にフレームと干渉してしまいます.そのためは,ストロークを長くすることで排気量を拡大しているのです.その結果,この手のスポーツマシンとしては異例の超ロングストロークエンジンとなってしまったりするのです.



GSX-R1000には他の「スーパースポーツ」と決定的に異なる点があります.それは「生い立ち」です.

他社のスーパースポーツは全くのブランニューマシンです.もちろん100%が0からの開発,というわけではないでしょうが,コンセプト,スタイルなどがこれまでのラインナップになかった製品であり.新しいカタログの1ページを構成するようなバイクでした.
また,「ストリート生まれのバイク」ということも言えるでしょう.あんなに過激な性能を持つR1ですら「ツイスティロード最速」を標榜し,あくまでも公道での性能を前面に出しています.

一方,R1000は750ベースのGSX-Rシリーズのマシン.コンセプトだけじゃなくスタイルも同じ.乱暴な言い方をすれば,単に排気量をupしただけ.実際には違いますが,安易に開発した感じすら受けます.
当然,R750とコンセプトが同じということで「サーキット生まれのバイク」ということになります.この頃は,SBKなど市販車ベースのレースにおいては,排気量が750cc(4気筒エンジン)になってましたので,R1000が戦える場というのはそんなにはありませんでした.でも「Own The Racetrack(サーキットを支配する)」というスローガンを掲げ,「サーキット生まれ」であることを強調していました.

さて,「安易に開発された?」感じもするR1000ですが,どうしてどうして,ロングストロークエンジンが生み出す低回転時からのパワー,レースにも耐えうる車体により,ライバル車に対して半端ない性能差を見せつけます.R1はともかく,排気量が若干少ないRR,9Rでは絶対に追いつかない領域,違う階級の試合の様でした.



時は流れて,レースシーンにおいても排気量が750ccから1000ccに拡大され,レースと関係ないハイパフォーマンスマシンとして生まれたスーパースポーツは,一転して,レースベース車としての役割をも背負うことになります.RRはWGPマシンRC211Vの技術を取り入れCBR1000RRに大幅進化,9RはZX-10Rに出世し,超過激なマシンに生まれ変わります.

20090419CBRRR08.jpg CBR1000RR'08/とてつもなく軽量化されたマシン(写真はメーカーHPから)
20090419YZF-R109.jpg YZF-R1'09/独特の外観,エンジン音も凄い(写真はメーカーHPから)
20090419GSX-R09.jpg GSX-R1000K9/縦目2灯,2本出しマフラーで我が道を行く(写真はメーカーHPから)
20090419ZX-10R08.jpg ZX-R10'08/特徴的なフレーム(写真はメーカーHPから)

モデルチェンジは2年おきに実施され(RRと10Rは偶数年,R1とR1000は奇数年),性能がガンガン向上して行きます.丁度,80年代後半のレーサーレプリカブームの頃を彷彿とさせます.

彼らの戦いの場であるSBKの舞台には最強SBKマシン1098R(Ducati)に加えて,今年からS1000RR(BMW),RSV4(Aprilia)が新たに参戦.戦いは激しさを増すばかりです.
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hywiphoneearthdog.blog57.fc2.com/tb.php/65-41a8212e

 | HOME | 

文字サイズの変更

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

nmnmkazuA

Author:nmnmkazuA(m-kazu)
Hinokuni生まれ
Miyako育ち
Kitakanto住まい
Mac&Music&Motorcycle好き
Linkフリー



最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

iPhone (69)
iPad/iPod touch (11)
Mac (30)
Bicycle (48)
Motorcycle (61)
Railway (6)
Music (16)
DTM (41)
PC (5)
お知らせ (6)
あいさつ (1)
未分類 (1)

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

BlogPeople


FC2Ad

Template by たけやん